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木漏れ日

​病気と治療

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気管支喘息

気管支喘息

 夜間の咳、感冒後の長引く咳、運動後の息切れ喘鳴などの症状があれば、気管支喘息の可能性があります。
 気管支喘息の有病率は4%以上と推定されています。
 気管支喘息は適切な診断と治療を行えば、健康な人と同じ生活が過ごせます。
 当院では、精密肺機能検査等にて、気管支喘息の診断と治療を行っています。

感冒症候群

感冒症候群

 鼻水、喉の痛み、微熱等で発症し、1週間程度にて軽快する感染症を急性上気道炎(感冒症候群)と言います。上気道は、鼻から喉までの部位を言います。
 急性上気道炎はコロナウイルス、ライノウイルスなど多数のウイルスが原因とされています。現在、インフルエンザウイルス、新型コロナウイルスには、ワクチン、内服薬が開発されています。通常は発熱などの症状を和らげる漢方薬が治療の中心になります。

間質性肺炎・肺線維症

間質性肺炎・肺線維症

 数か月にわたる空咳、息切れが続くときは間質性肺炎を疑われます。
 耳慣れない病気ですが、肺の臓器そのものが炎症を起こし、その後、肺が硬くなり、酸素化が悪化します。
 原因は、リウマチなどの膠原病、喫煙、塵肺、アレルギー疾患などがあり、原因が分からない「特発性」の場合があります。
 特発性は国の指定難病に該当し、総合病院での精密検査をお勧めします。

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群

 いびきや睡眠時の無呼吸、日中の居眠り、高血圧などの症状はないでしょうか。睡眠時無呼吸症候群かもしれません。
 睡眠時無呼吸症候群は一般人と比較し夜間の突然死の確率が2.6倍、高血圧、脳卒中のリスクが高いと報告されています。
 当院では、簡易睡眠時呼吸検査装置にてご自宅で検査を受けることができます。
 重症睡眠時無呼吸症候群と診断された場合は、非侵襲的持続陽圧呼吸療法(CPAP療法)にて治療することをお勧めしています。

肺がん、肺がんCT検診

肺がん、肺がんCT検診

 本人または家族がタバコを吸っている、長引く咳、痰に血が混じる、体重が減ったなどの症状があれば、肺がん検診をお勧めします。
 肺がんは2020年度がん死亡数第1位で年間約75000人の患者様が亡くなられております。
 肺がんは難治性癌の代表で、早期発見早期治療が最も重要ですが、診断時にすでに手遅れである方が少なくないのが現状です。
 肺がんCT検診は喫煙歴のある方の肺がん早期発見に有用であると言われています。
 当院の高速マルチCT検査装置は肺の厚さ1mm画像を作成し、肺がんの早期発見治療にお役立て頂けます。

肺炎、急性気管支炎

肺炎、急性気管支炎

 感冒などの上気道炎に対して、喉から肺にかけて(下気道)の微生物感染の総称です。
 肺炎は市中肺炎と誤嚥性肺炎に分類できます。 
 市中肺炎は、主に健常人でも感染する肺炎で、38度を超える発熱と鉄さび色の痰が特徴的な肺炎球菌、熱が下がっても咳が長引くマイコプラズマ肺炎、汚い温泉宿の湯泥に潜むレジオネラ菌などが代表的です。
 誤嚥性肺炎は、高齢者に起こる肺炎で口腔内の細菌が気管・肺に入り発症します。誤嚥性肺炎は加齢による飲み込み力低下が原因で、肺炎は治癒しても体力が大きく奪われます。
 肺炎は抗菌薬で9割以上治癒しますが、体力の回復に時間がかかります。
 予防は、肺炎球菌ワクチンの定期接種、まめな歯磨きなどが有効です。

慢性閉塞性肺疾患(COPD)

慢性閉塞性肺疾患(COPD)

 タバコを吸ったことがあり、痰、咳、息切れなどの症状があったら、それは慢性閉塞性肺疾患かもしれません。タバコによって肺が傷ついてきています。
 山形大学が高畠町で行った健康調査では40歳以上の男性の約10%がCOPDの可能性があるという報告があります。
 病状が進行すると歩くことが辛くなり、酸素吸入が必要になる方もいます。
 当院では精密肺機能検査装置、高速マルチCT検査を用いて、現在の肺の酸素摂取能力、傷害度合を評価し、それに基づいた治療を行います。

肺非結核性抗酸菌(通称マック症)

肺非結核性抗酸菌(通称マック症)

 読んで字のごとく、結核以外の抗酸菌が肺に感染して起こる病気です。畑や沢の水など自然環境にいる菌で、結核菌と違い人から人には感染しません。
 胸部エックス線検診にて見つかることが多く、男性では喫煙者、女性では40歳以上の痩せている方が多いです。
 咳、痰、血痰などの症状が出現しますが、多くは数年から10年以上かけて進行します。
 症状や肺の陰影が悪化してくる場合は抗菌薬治療を行います。治療終了後も再発することが多く、定期的に胸部X線検査、胸部CT検査をします。

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